ロード88/出会い路、四国へ ['04]

【監督】中村幻児
【出演】村川絵梨
     小倉久寛
     須藤理彩

 四国88ヶ所お遍路の旅。名前だけなら聞いた事あるけど、いざどのような寺を巡るかは知らない。しかしこの作品で88ヶ所の寺院名が全て登場するし、一部はロケ地として実際に登場するのでお遍路がどのようなものかが分かる。明日香は骨髄性白血病を患っていて、死ぬ前の思い出としてお遍路をする事になる。こうなると88ヶ所を巡った後に死ぬと言うのが筋書きのはずだが・・・。
 再起を図る芸人や娘を同じ白血病で亡くした過去を持つ男性など色々な人と出会うのでその人達の行動ともリンクする。ちょっことしか出て来ないキャストも豪華で、芸人の元相方で寺脇康文(しかも回想だけの数分)、警官に三宅裕司、看護士に富田靖子、暴力団?の首領に岸谷五朗、部下に新藤晴一(ポルノグラフィティ・ボーカル)・・・。どの人たちもカメオ出演的に出番は極僅か。
 ただ、中盤から明日香が一緒にお遍路をする伴野と言う男性を暴力団組織が探していたり、警察からは指名手配されていたり・・・する所は訳が分からない。組織はファイルを探しているそうだが、それが何が書かれたファイルなのか、伴野という男は過去に何をしたのか・・・そこが一切語られないのである。しかもこの伴野が結構良い男性なので過去に何かがあったようにも到底思えない。人間見た目じゃ分からないって事か!?。
 明日香が各々出会う人たちの行動もわざとらしく感じる。明日香の移動手段であるローラボードが、壊れていたはずなのに知らぬ内に直っていたり・・・。
 白血病を患いながらも前向きに健気に生きる明日香の姿には共感。”生き続けたいのに出来ない人間もいる”。自殺しようとした芸人に明日香が言った言葉。
 でも最終的には誰も死なず良い感じで終わったけど。

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