ドレミファ娘の血が騒ぐ ['85]

【監督】黒沢清
【出演】洞口依子
     伊丹十三
     麻生うさぎ

 麻生うさぎと言う人がAV女優のようで、その為かパッと見た目は唯のAVなのだが、”恥じらい理論”を研究するという設定があるお陰で、唯のAVにはなっていない。が、やはり何かが変。
 まずは冒頭でエンドロール並のスタッフ・キャストロールを見せていて長い。低予算映画なのか、8mmカメラを使用して撮影されたようで、カメラワークが手振れになっている。同一人物を一切カメラを動かさないまま(映されている人も殆ど動かない)数分間撮影している事も度々で、映画のはずなのに新人カメラマンへ指導している感じの撮り方。シーンの合間に何処で誰が撮ったのか意味不明なビデオ映像もあったりする。時折ミュージカル調になるのも訳分からない。
 1番最悪なのは台詞が機械調で辿々しい事。つまりは演劇部員の発声練習な感じ。監督はこれが映画である事を分かってこの作品を作ったのだろうか・・・。
 手振れなカメラワーク、辿々しい台詞のお陰で出演者・スタッフ全員が下手に思えてしょうがない。AV風にするとか以前に根本から変えるべき。
 なので最終的には恥じらい理論がどんなものであるとかなんてどうでも良い。取り敢えずは”映画ではない映画”と言っておこう。

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