卍 ['64]

【監督】増村保造
【出演】若尾文子
     岸田今日子
     川津祐介

 序盤は園子と光子の女同士の恋が描かれ京都弁で進行していく。園子が先生に語る話がそのまま盛り込まれている。この女同士の恋が日本では珍しいように過激で、園子は光子の肌を全部見ないと気が済まないし、一応夫は居るが夫よりも光子を愛する始末。その為に園子の夫妻の関係は微妙。何となく光子を愛する園子を見ていると馬鹿に見えてきてしょうがない・・・。
 中盤になると、光子にも夫が居る事が分かり園子が光子の夫に嫉妬するようになる。そして園子と光子は一時険悪な状態に(一方的に園子が光子を遠ざけてるだけだが)。そんな光子は赤ちゃんが出来ただの、苦しいだのと言う演技で園子を騙し園子を離れさせないようにするようになる。やはり馬鹿らしい・・・。
 光子の夫も光子を愛しているので園子と光子の夫でお互いに平等に光子を愛する誓約書まで交わすんだけど、光子の夫はそれを利用して脅迫してくるようになり結構悪どい。
 終盤になると、光子まで悪どくなり、夫と共謀して園子を騙すようになり、園子の夫も光子と情愛していた事が発覚するようになり、官能サスペンスチックに。光子の行動や言動全てが嘘に思えてくる。でも園子もまんまと毎回騙され過ぎ。
 でも光子の夫が光子・園子・園子の夫の関係を新聞に載せてスキャンダルにした事から3人での自殺を促すも、園子だけは死ねなくて先生に語るに至っている。
 しかし今まで睡眠薬で死ななかったのに最後だけ何故2人は死んだのか、園子だけ死ななかったのは何故なんだろう(それまでも飲んでたから免疫付いたとか?)。
 なんとなく皆の行動が馬鹿らしく思えてくる作品。園子の夫が弁護士なのは良いが、芸能人でもない3人が三角関係なだけであんなデカデカと新聞には載らないと思う・・・。

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