人間魚雷回天 ['55]

【監督】松林宗恵
【出演】岡田英次
     木村功
     宇津井健

 戦争時に日本だけが行った捨て身の戦法に、片方分の燃料を積み戦闘機で戦艦に突っ込むお馴染み「神風特攻隊」がある。この作品は、その魚雷バージョン。
 50年代の作品なのでナレーションもかなり古い。人間魚雷回天の構造などの講義を受ける少尉たち。戦争映画ではあるけど、終盤までは敵が何処でというのもなく襲撃される場面もなく、兵士が戦っているシーンも全くない。出撃シーンが終盤までないので、終盤までにあるのは回天の試乗シーン。回天の構造の欠陥がないかを見る為と操作法を慣れる為に実際に乗組員が乗り込むのだが、それでもやはり激しく何処かにぶつかれば自爆するので、このシーンが1番緊張感がある。実際に序盤で1人の兵士が死亡。その後も2基同時試乗で2基同士がぶつかりそうになったりする・・・。
 数時間後に回天に乗り込んでの出撃が決まった朝倉・玉井・村瀬の各少尉の心の内を中心に描かれている。玉井少尉には早智子と言う女性が現れるのだが、この女性が少尉の許嫁なのか、恋人なのか・・・が定かにされない。何と言っても唐突に現れるのでいきなり現れたこの女性は何!?な感じで戸惑う。しかも玉井少尉と早智子の会話が舞台劇風のように辿々しいのは何故だ!?。
 数時間後には敵艦に突っ込んで死ぬのが分かってるので、少尉の一言一言が結構切ない。白黒映画なので昼夜の区別は付かず。
 終盤で、回天に早智子の写真を貼って「早智子さん、さよなら」と言って散る玉井少尉、無言で散る村瀬少尉・・・。朝倉少尉の回天だけ水漏れで突撃に失敗して海底に沈む。死んだシーンは映らないけど、水死したって事で良いのか?。でも早智子も玉井少尉を見送った後に海に身投げしていた気もするが・・・。
 この出撃場面で初めて敵艦や敵戦闘機が登場する。でも国旗がある訳でもなく敵艦は妙に脆い。何か小さい気もしたし・・・。
 コーヒーや紅茶も出て来たが戦時中に飲めた物なの?。

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